チュートリアル

題目 気相からの薄膜形成の基礎~プラズマ屋の視点から~
日時 3月9日(土)9:00~11:30(休憩10分)
会場 W241(予定)
内容 気相からの薄膜形成(成膜と)技術は,機械部品のコーティング,集積回路の配線,ガスバリア膜などの様々な分野で活用されている.その際に遭遇するのが,「膜がこんな物性や構造になるのはなぜか」,「こんな膜を作りたいが,成膜条件はどう変えたらいいのか」という疑問だと思われる.こうした疑問に対して,正解に向けた取り組みをする際には,成膜プロセスに関する基本的な描像を原子・分子のレベルで持つことが必要と思われる.特に,プロセスの操作パラメータが多くなるプラズマプロセスの場合には,ある程度の知識を持たなければ,何を操作したら何に反映されるのかという見通しをたてるのが困難となる.そこで,本講義では,将来のプロセス設計に役立ててもらうために,成膜プロセスにおいて気相と表面で起こっている現象を,操作可能なパラメータ(圧力,流量,基板温度,パワーなど)と関連付けて,なるべくイメージとして身に付けていただけるように説明する.
講師名・講師略歴 白藤 立(大阪市立大)
1991 京都大学大学院工学研究科電気工学第二専攻博士後期課程中退
1991 京都工芸繊維大学工芸学部電子情報工学科助手
2000 Dipartimento di Chimica, Universita di Bari, Italy 客員研究員
2001 京都大学国際融合創造センター融合部門助教授
2007 京都大学産官学連携センター知的財産室准教授
2009 名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻特任教授
2010 大阪市立大学大学院工学研究科電子情報系選考教授 現在に至る
題目 2次元層状物質材料の基礎と薄膜形成法
日時 3月9日(土)9:00~11:30(休憩10分)
会場 M111(予定)
内容 共有結合のような強い結合で形成される2次元シート状の単位層が,ファンデルワールス結合のような弱い結合を介して積層した異方的構造をもつ物質が「層状物質」と呼ばれる。代表的な層状物質であるグラファイトの1単位層「グラフェン」が示す興味深い物性について膨大な研究が行われる一方で,他の層状物質も近年注目を集めている。グラフェンと同様に単層化された試料が示す新物性が探索されるとともに,グラフェンにはないバンドギャップをもつ層状物質半導体を用いて,光センサや電界効果トランジスタなどの光・電子素子を作製する研究も活発に行われている。本チュートリアルでは最初に,様々な層状物質の構造,物性等について概要を紹介する。続いてカルコゲナイド系層状物質を中心に,種類・構造・物性とバルク単結晶・単層膜・積層膜の形成手法を詳説する。
講師名・講師略歴 上野 啓司(埼玉大)

1989年3月東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了,1990年3月同博士課程中退。1993年博士(理学)(東京大学)。1990年4月東京大学大学院理学系研究科助手,2002年10月埼玉大学理学部化学科助教授,組織・職名変更を経て2007年4月同大学院理工学研究科准教授,現在に至る。これまで層状物質および有機半導体の薄膜形成・素子応用研究に従事。日本表面真空学会・研究例会企画専門部会委員。

題目 スピントロニクス入門
日時 3月9日(土)9:00~12:10(休憩10分)
会場 M101(予定)
内容 A. 磁気の基礎
1. 磁気の単位
2. 磁化曲線,磁気異方性
B. スピントロニクスの基礎
1. 薄膜(人工格子)作製・評価法,垂直磁化
2. 巨大磁気抵抗効果,トンネル磁気抵抗効果
3. スピントロニクスの諸現象(スピン注入,スピントルク,etc.)
4. スピン流の基礎とスピントロニクスの新展開
講師名・講師略歴 高梨 弘毅(東北大)

1981 東京大学理学部卒業
1986 東京大学大学院理学系研究科(博士課程)修了

東北大学金属材料研究所助手
1994 同助教授
1994-1995 アレクサンダー・フォン・フンボルト客員研究員としてドイツ・ユーリヒ研究センターに滞在
2000 東北大学金属材料研究所教授(~現在)
2009 同副所長

応用物理学会論文賞(解説論文賞)
2011 日本金属学会増本量賞

日本磁気学会出版賞
2012 日本磁気学会論文賞
2013 IEEE Magnetics Society Distinguished Lecturer
2014 東北大学金属材料研究所所長(?現在)
2018 東北大学スピントロニクス学術連携研究教育センター長

東北大学総長補佐

題目 電気化学界面・デバイスの局所評価技術の基礎と応用
日時 3月9日(金)13:30~16:00(休憩10分)
会場 M112(予定)
内容 <前半>
液体中で10 pNオーダーの微弱力を検出しうる原子間力顕微鏡が誕生したことによって、固体表面の形状と、表面に接する液体の構造(密度分布)を同時に計測する研究が発展しつつある。このような計測を可能にした顕微鏡技術の発展を概観しカルサイト(炭酸カルシウム鉱物)・親水性単分子膜などに接する液体構造を計測した結果を紹介する。計測結果をギブズ自由エネルギー分布をもとに解釈する試みについても述べる。<後半>
蓄電材料・触媒材料の電気化学イメージング技術 微小な電極や微小な空間を利用した電気化学計測では、SN比の向上や、高速の物質移動を捉えられるなどバルクの電気化学計測では得られない様々なメリットがある。この微小な電気化学計測と走査型プローブ顕微鏡を融合させることで、試料表面の反応性を電流イメージとして取得することが可能である。本発表では、微小電極やナノスケールのピペットをプローブとして用いる走査型電気化学顕微鏡、走査型イオンコンダクタンス顕微鏡、走査型電気化学セル顕微鏡の3種類のプローブ顕微鏡を用いた蓄電材料や触媒材料の電気化学計測に関して紹介する。
講師名・講師略歴 <前半>

大西 洋(神戸大)

89/6 東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士課程中退
89/7 東京大学理学部化学科助手
93/2 東京大学大学院理学系研究科 博士(理学)
97/12 東京大学大学院理学系研究科化学専攻助教授
99/4 (財)神奈川科学技術アカデミー極限表面反応プロジェクト研究室長
04/5 現職

<後半>

高橋 康史(金沢大)
2009年3月東北大学大学院博士課程修了。2008-2009年日本学術振興会特別研究員(DC2)、2010-2011年日本学術振興会海外特別研究員 インペリアルカレッジロンドンのYuri Korchev先生の下で走査型イオンコンダクタンス顕微鏡の研究に従事。2013年4月東北大学・助教、2015年10月金沢大学・准教授、現在に至る。これまで、走査型プローブ顕微鏡と電気化学計測の融合技術の開発に従事。2013年エヌエフ基金研究開発奨励賞優秀賞、2016年文部科学大臣賞若手科学者賞 、2017年第一回バイオインダストリー奨励賞など。

題目 ゼロから始めるAI実験
日時 3月11日(金)13:30~16:00(休憩10分)
会場 M114(予定)
内容 深層学習ネットワークを中心としたAI技術の発展は目覚ましく、生活のありとあらゆる場面での活用がなされています。AIは今後様々な研究の現場で必須技術のひとつになると思われ、今AIを活用されていない方も、その特性を体感しておくことは有用なことです。講師は脳研究にAI技術を活用しており、ゼロからシステムを立ち上げた経験を持ちます。本講義では、その経験を元にして、OSも導入されていない白紙のパソコンからAI開発環境を立ち上げ、AIが学習していく様子や、学習後のネットワークの能力を検証していきます。対象は、AIに興味はあるけど触れたことのない方になります。プログラムや数学の知識は必要ありません。講義を通じてAIとはどのようなものかを体感していただくことを第一の目的とします。
講師名・講師略歴 渡辺 英治(基礎生物学研究所)

略歴:基礎生物学研究所・准教授、総合研究大学院大学・准教授、工学博士。1986年大阪大学理学部卒業。1991年大阪大学大学院基礎工学研究科修了。日本学術振興会・特別研究員、愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所・研究員、科学技術振興機構・さきがけ研究21研究員(併任)などを経て、1998年より現職。趣味は音楽鑑賞、古代史研究。
専門:神経科学、知覚心理学

受講料(講義資料PDF含む)

社会人・学生(会員・非会員) 5,000円(税込)

※講義資料はデータでの配布となります。

 

受講申込締切:2019年2月28日(木)
(定員に達し次第締切)

 

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