チュートリアル

開催方法

  • Zoomのウェビナー機能を利用したオンライン開催です
  • ポスター講演期間中に開催いたします。
  • 講義資料はデータにてお渡しいたします。
  • お申込者の皆様には、Zoomのウェビナーの「視聴者」としてご参加いただきます。
  • 講師が発言を許可すると、お申込者の方もマイクをオンにして話すことが可能となります。
  • 講義当日は、Q&A機能を用いて、講師に質問することができます。
  • 今秋講演会では「見逃し配信」は実施いたしません。リアルタイムのみの開催となりますのでご注意ください。

チュートリアルマニュアル ※5月28日更新


講義内容

題目 応用物理における群論の応用;実用編 お申込みはこちら(締切ました)
日時 9月21日(火)13時30分~16時30分(休憩10分)
大分類 6.薄膜・表面
内容 結晶性固体の有する対称性は物質の性質に様々な影響を与えているが、本講義ではこの対称性を整理する強力な手法である群論を実践的に応用する力を身につける。そのため、結晶の原子配置に潜む対称操作が群をなす事を直観的に学び、そのうえで、量子力学的に振る舞う電子が直交関数系により記述されることを復習し、さらに群論の要点をキャラクター表(指標表)の用い方を通して学ぶ。これらの基礎の上にたって、様々な対称場における電子の振る舞いがどのように物性に反映されているかを分子や結晶を例にとって理解する。

※前回春講演会で開催したチュートリアル「応用物理における群論の基礎」にて、第3部まで講義を行いました。
本チュートリアルでは、応用編として、第4部以降の講義を行います。

第1部 固体の原子配列に表れる周期性と群論:点群から空間群へ
第2部 量子力学の枠組みと群論の基礎
第3部 局所的環境が電子の固有状態に与える効果:配位子場
第4部 分子構造の対称性と電子構造・振動
第5部 並進対称性の帰結:バンド理論の基礎
第6部 大局的な対称性とテンソル

講師名・講師略歴 今野 豊彦(東北大学 金属材料研究所)
略歴:1979年 東北大学工学部原子核工学科卒業
1980年 ロンドン大学インペリアルカレッジ大学院卒業(MSc)
1981年 東北大学工学部大学院原子核工学専攻前期課程修了
1981年 新日本製鉄株式会社入社 中央研究本部
1993年 スタンフォード大学大学院材料工学科修了(Ph.D.)
1993年 東北大学金属材料研究所 助手
1999年 東北大学金属材料研究所 助教授
2002年 大阪府立大学工学部 教授
2006年 東北大学金属材料研究所 教授
題目 最先端量子ビームの応用物理 お申込みはこちら(締切ました)
日時 9月21日(火)9時00分~11時30分(休憩10分)
大分類 7.ビーム応用
内容 量子ビームを用いた物質の研究は、X線自由電子レーザーなどの超高速X線源の登場により様変わりしたと言える状況であり、放射光とレーザーの両方を使いこなすダイナミクス研究が世界的に見て普通のものとなりつつある。本チュートリアルでは、そのようなダイナミクス、特にピコ秒程度以下の領域の超高速現象を取り上げ、遷移金属化合物の時間分解X線測定による研究例を紹介する。
前半では、放射光X線やX線自由電子レーザーの時間構造、ポンププローブ測定、超高速現象、現象論的な3温度モデルなどを解説する。また、X線でスピンダイナミクスを観測する実験手法である磁気光学効果についてもここで導入する。後半では、特に元素別にスピンダイナミクスを観測する研究例として、鉄白金などの垂直磁気異方性を持つ薄膜の研究例を述べる。最後に今後の展望として、時間空間分解測定や、実験室光源でX線を得る試みなども紹介する。全体を通じ、最先端の量子ビームを使いこなすことで、幅広い物質研究が展開できる様子をお伝えしたいと考えている。
講師名・講師略歴 和達 大樹(兵庫県立大学 大学院理学研究科)
略歴:現:兵庫県立大学 大学院理学研究科 教授
●東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了、博士(理学)(2007年東京大学)
●主な経歴:2007年ブリティッシュコロンビア大学博士研究員、2010年東京大学大学院工学系研究科特任講師、2014年東京大学物性研究所准教授を経て、2019年より現職。
専門は、放射光とレーザーを用いた遷移金属化合物の電子状態とダイナミクスの解明。
題目 SQUID磁気センサの基礎とピコ磁気イメージングシステムへの展開 お申込みはこちら(締切ました)
日時 9月21日(火)14時00分~16時30分(休憩10分)
大分類 11.超伝導
内容 超伝導の量子効果(磁束の量子化)を利用したSQUID (Superconducting Quantum Interference Device)はピコテスラからフェムトテスラの微弱磁界が検出出来る超高感度な磁気センサとして知られている。この高感度性を実現するため、SQUID本体に加えて環境雑音の除去技術や駆動用電子回路の高性能化も進められている。また、磁気イメージングのためのセンサアレイシステムも開発されている。SQUIDセンサの応用分野は広く、磁気物性などの精密計測、生体磁気計測による医療診断や脳機能解明などの医療・バイオ分野、及び地質・資源探査等の基礎科学から産業応用の広い分野で用いられている。なお、センサに要求される性能(磁気感度、耐雑音性、空間分解能、周波数特性等)は応用毎に異なるため、それぞれの応用に最適化したシステム開発がなされている。本講義ではSQUID磁気センサの基礎と種々の応用システムへの展開について紹介する。
講師名・講師略歴 円福 敬二(九州大学 超伝導センター)
略歴:1976年九大・工・電子卒。1981年同大学院博士課程了。1981 年九州大学助手(工学部)採用。1987 年同助教授。2003 年九州大学大学院システム情報科学研究院教授(超伝導システム科学研究センター併任)。2009 年九州大学超伝導システム科学研究センター長。2019 年九州大学定年退職。2019 年九州大学特任教授。現在に至る。この間、高温超伝導体を用いた高感度SQUID磁気センサの開発及びバイオセンシングシステムへの応用に関する研究に従事。工博、応用物理学会、日本磁気学会、低温工学・超電導学会、電子情報通信学会会員。未踏科学技術協会超伝導科学技術賞(2007)、同超伝導科学技術賞(2019)、日本学術振興会第146委員会功労賞(2018)、応用物理学会フェロー(2018)

申込方法

お申し込みは、各チュートリアルの開始時刻の30分前まで受け付けておりますが、なるべく早くお申込みの上、資料や視聴方法をご確認いただきますようお願いいたします。

複数の講座へのお申込みが可能です。1講座毎に5,000円が必要です。

9/21 今野 豊彦先生 応用物理における群論の応用;実用編 お申込み

(締切)

9/21 和達 大樹先生 最先端量子ビームの応用物理 お申込み

(締切)

9/21 円福 敬二先生 SQUID磁気センサの基礎とピコ磁気イメージングシステムへの展開 お申込み

(締切)

前期申込:6/16(水)~8/31(月)、後期申込:9/2(水)~チュートリアル開始30分前まで
(講義資料ダウンロードURL送付後のキャンセルはできません。
前期申込 8月31日(月)までに、こちらのHPの参加申込ボタンよりお申込みいただき、ご入金を完了させてください。

ご入金方法は、クレジットカード決済・コンビニ決済が利用できます。

銀行振込には対応しておりません。

決済完了メールにて、ウェブ会議室URLと会議室閲覧パスワードを送付いたします。

チュートリアル講義資料のダウンロードURLとパスワードを9月2日(水)に送付予定です。

後期申込

(当日可)

9月2日(水)~チュートリアル開始30分前までに、こちらのHPの参加申込ボタンよりお申込みいただき、ご入金を完了させてください。

ご入金方法は、クレジットカード決済のみです。

決済完了メールにて、ウェブ会議室URLと会議室閲覧パスワード、チュートリアル講義資料のダウンロードURLとパスワードを送付いたします。

※当日チュートリアル開始直前直後にお問い合わせいただいた場合は、十分な対応ができない可能性があるので、なるべく早くお申込みいただき、資料や視聴方法をご確認願います

受講料(講義資料PDF含む)

社会人・学生(会員・非会員) 5,000円(税込)
※複数の講座へのお申込みが可能です。1講座毎に5,000円が必要です。

聴講のみの学生は、第82回秋季学術講演会の参加費は無料としておりますが、チュートリアルを受講する場合はチュートリアルの受講料のお支払いが必要となります。

視聴方法

  1. 参加するチュートリアルの「お申込みはこちら」をクリックしてください。
  2. チュートリアル申込ページが開きますので、必要項目を入力してください。
  3. 入力と支払いを完了させていただきますと、ご登録いただいたアドレスに、「第82回応物 秋季講演会 <no-reply(at)zoom.us>」より、「第82回秋講演会チュートリアル 参加用URL」というタイトルで、チュートリアル参加用URLと、資料ダウンロードURLを記載したメールをお送りいたします。こちらのメールをチュートリアル当日まで保存願います。※メールが届かない場合はmeeting(at)jsap.or.jpまでご連絡ください。
  4. チュートリアル開始時刻になりましたら、メールに記載のリンクより、ご入室ください。
    Zoomのウェブ会議システムを利用して開催予定です。
    Zoomをインストールせずとも、ウェブブラウザからの参加も可能です。
    また、視聴にあたり、Zoomの有料契約を結んでいただく必要はありません。チュートリアル参加費のみで視聴が可能です。
  5. 今秋講演会では「見逃し配信」は実施いたしません。リアルタイムのみの開催となりますのでご注意ください。

詳細は以下をご参照ください。


チュートリアルマニュアル ※5月28日更新